来週は二日ほど旅に出る予定。なので今週中に所用を済ませておこうと上京。
恐ろしく寒い日だ。思わず外套の襟を立てる。おまけに昼頃からは雨模様になった。凍てつくような氷雨。
そこで身も心も温めてくれる極め付きの一枚を。
"English Idyll"
ヴォーン・ウィリアムズ: ロマンツァ
エルガー: ロマンス 二短調、牧歌*
ディーリアス: カプリスとエレジー
グレインジャー: 若やいだ至福
ジョージ・ダイソン: 幻想曲
アイアランド (クリストファー・パーマー編): 聖なる少年
ヘンリー・ウォルフォード・デイヴィス: 厳粛な旋律*
グレインジャー (クリストファー・パーマー編): ブリッグ・フェア
ホルスト: インヴォケーション
シリル・スコット: パストラルとリール**
チェロ/ジュリアン・ロイド・ウェッバー
ネヴィル・マリナー卿指揮
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
オルガン/ジョン・バーチ*
ピアノ/ジョン・レネハン**
1994年1月4~8日、ロンドン、セント・ジョンズ、スミス・スクエア
Philips 442 530-2 (1994)
冒頭のVWで早くも心和む。なんて沁みる音楽だろう。聴き憶えがあるぞと思ったら、チューバ協奏曲の緩徐楽章の自身による編曲なのだとか。次のエルガーのロマンスも、高名なチェロ協奏曲にも似た深い憂愁が漂い…といった具合に、どれも掬すべき佳曲揃い。Englishness of English music の横溢する素敵なアルバムだ。
(まだ聴きかけ)