先週末さんざん苦労して仕上げた原稿が早くもネット上で公開になっている。
バレエ・リュスの第一回公演から百周年目を記念して古書日月堂HPで連載中の「
バレエ・リュスと日本人たち」の五回目。1912年12月、ベルリンで山田耕筰が観たニジンスキーの『牧神の午後』について、その体験を詳しく検証する(
→ここ)。
山田の書き残した文章はたいそう含蓄に富んでいて、バレエの半ばまで、わずか五分間ほどの記述なのに、それを味読しつつ解釈していくうち、原稿がどんどん膨れあがってしまう。なので今回の副題は「ベルリンの青春(下-1)」。終われなくなってしまったのだ。なので次回は(下-2)。
先のことを考えると気が遠くなるのだが、この調子で行くと連載は全部で四十回くらいになってしまいそう。そこまで書き進める情熱と気力が果たして続くのか。そもそも小生の寿命がもつのか。それが問題だ。