所用で朝早く家を出て正午に帰宅。早朝は海風も爽やかで過ごしやすい一日になるかと期待したのだが、どうしてどうして、昼になると雲間から陽光がじりじりと照りつけ、外を歩くだけで消耗する。
なので昼食後は小休止。昨日のエントリーの続きはあとに回し、暑さ凌ぎに今ここで流している音楽を書き留めておく。
"Piano Archives: Inédits Youra Guller II"
シューマン: 交響的練習曲
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲 第四番*
アルベニス: トリアーナ ~「イベリア」
ピアノ/ユーラ・ギュレール
エルネスト・アンセルメ指揮
スイス・ロマンド管弦楽団*
1962年4月6日、ジュネーヴ、スイス・ロマンド放送局スタジオ
1958年1月15日、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール? (実況)
1961年4月7日、ジュネーヴ、スイス・ロマンド放送局スタジオ
Tahra 650 (2008)
両大戦間のパリで絶賛されながら録音を遺さなかった才媛ギュレール(ギュラー)戦後の知られざる放送録音を紹介する Tahra ならではの「お家芸」。ジュネーヴの放送局録音はきわめて良好、壮年期のギュレールの多彩な芸風を申し分なく伝える。思索的で深く、しかも構えの大きなシューマン。強弱緩急いずれも自在、感興に満ちたベートーヴェン。生命力の発露と呼びたいアルベニス。文句なしに素晴らしい。
"Orchestral Music of Eric [sic.] Satie"
サティ:
バレエ音楽『パラード』
組み立てられた三つの小品
「ソクラテスの死」*
馬の装具で
ソプラノ/ドニーズ・モントゥイユ*
マニュエル・ロザンタル指揮
フランス放送国立管弦楽団
1959年頃、パリ
Everest EVERCD 014 (2008)
LP時代からよく知られた演奏で、制作の経緯が複雑らしくフランスでは Adès、米国では Everest レーベルから発売されていた。Adès 版では長らく誤って1968年の録音と表示されていたが、本CDでようやく50年代末の音源(らしい)ことが明かされた。ともあれこれは稀代の名演であり、雰囲気に流されぬ雄弁で明晰なサティはまさにロザンタルの独擅場。「ソクラテスの死」の崇高な美しさには比類がない。