一日ゆっくり休養したら体調もまずまず回復したので、電車と地下鉄と路線バスを乗り継いで新江古田へ。ここで急ぎの用件を済ませ、空模様を気にしながら西武池袋線の江古田駅まで歩く。そこから池袋まで出て東口駅前の珈琲屋で宮本立江さんと落ち合う。数か月ぶりなので近況報告に花が咲き、
ワルワーラ・ブブノワに関する予期せぬ新情報にたじろぐ(これについては改めて後日)。
ふと気がつくともう夕方だ。慌てて地下鉄を乗り継いで表参道へ。そこから急ぎ足で南青山まで歩き、「古書日月堂」隣室で「六日間限定ショップ」開催中の「古書海ねこ」仮店舗へ。汗だくの小生を見かねた海ねこ女史から冷たい麦茶を供され一息つく。先週から取り置いてもらっていた絵本ほか数冊を受領。マリー・ホール・エッツの絵本『
海のおばけオーリー』の最初の版(1954年「岩波の子どもの本」)がたいそう綺麗な状態で手に入ったのが何よりの収穫。のちに原著と同じ大判でも刊行されたが、この小ぶりの版のほうが可愛らしくて好もしい。
そろそろお暇しようと思ったら、海ねこ女史の御亭主であるMongoさんが到着。しばし立ち話していたら八時の閉店時間。「夕飯でもどうですか」と誘われ、図々しくご相伴に与ることにした。ご両人お薦めの美味しいタイ料理店でたらふく飲食。そんな訳で夜更けて帰宅。さすがに草臥れたが今日のは心地よい疲れ。さあぐっすり寝よう。