一息と一服

やれやれ、今朝は四時半に起き出して原稿を書く。これまでの書き出しを没にして始めたら、思いのほかすらすら。ブラームスのヴァイオリン・ソナタを聴きながら黙々と書き進める。

先ほど脱稿して、締切に一日遅れで編集部宛てに送ってしまいホッと一息。ヴェランダで一服しながら野鳥に餌をやる。怖がりもせずに飛来するのが可愛い。

一日のんびりしたいのだが、そうは問屋が卸さぬようで今日も東京に用事を抱えている。薄日が射し込む梅雨の中休み。往還の車中ではじっくり山田耕筰の遺文を読むつもりでいる。