今日も梅雨の中休み。家人は英会話やら日本舞踊の稽古やらで大童だが、当方はこともなし。
夕方ちょいと買物に出て、夕食のおかずと麦酒を買う。七時を回ったというのに空にはまだ明るみがある。日が長いとそれだけでなんだか得したような気になる。
一昨日のアファナシエフの舞台を反芻するのが愉しい。振舞の奇矯さに比して、「展覧会の絵」の演奏そのものはいたって正統的な解釈だったように思う。
私見に拠ればこの曲の演奏史上最も革新的な解釈はリヒテルでもホロヴィッツでもアファナシエフでもポゴレリチでもなく、
アナトリー・ウゴルスキーのそれである。
ムソルグスキー:
展覧会の絵
ストラヴィンスキー:
「ペトルーシュカ」の三章
ピアノ/
アナトリー・ウゴルスキー
1991年7月、10月、ハンブルク=ハルブルク、フリードリヒ=エーベルト=ハレ
Deutsche Grammophon 435 616-2 (1992)
いずれその理由はここで詳述するつもり。今日はこれを聴きながら休もう。