昨日のレヴューが書きかけのままなのが気掛かりなのだが、今日はとても仕上げるための時間がとれそうにないのが悔しい。
まず朝はかねてから予約しておいた近所の医院に赴いて、「メタボリック症候群」を含む中高年対象の健康診断。日頃の不摂生と医者嫌いのツケが回って、どこがどうなっていても文句が言えない体なので、家人の申しつけに唯々諾々と従った次第である。小心者のワタクシはもう死刑宣告を待つような心持ちでこの日を迎えた。
ところが予定の十時半に出向いてみると、クリニックのロビーは母子連れで溢れかえっている。誰もがマスク着用。職員たちも全員だ。なんのことはない、風邪を移されに行ったようなものだ。
待たされること一時間半にして漸く診察にありつく。その時間わずか三分。ああ。
昼食後、慌てて外出。約束の三時を少し回った頃合に築地の朝日新聞社に到着。
ここで三十五年前のことについて詳しいインタヴューを受ける。昔の仲間のKクンも一緒だ。なんだか「若気の至り」の恥を晒されるような、そうでもないような、摩訶不思議な気分になる。なんという二十代だったのだろう。
でも至って真面目な取材なので、当時のファイルを持参し、乏しい記憶を絞り出し、思い出せるありったけを三時間かけてしゃべって帰宅。
そのあと、短い原稿の執筆が控えていたのだが…あえなく沈没。
もう駄目だ、眠るしかない…