再びキャロル・キング。今日は妹を誘って出かける。『タペストリー』をほぼリアルタイムで聴いた最も若い世代だろう。
会場は東京国際フォーラムのHall A という恐ろしくだだっ広いホール。五千人収容だという。二階席なので延々と上りエレヴェーターを乗り継ぐ。着席してみたら、思いのほか見やすい席。上から見下ろす場所なので、リヴィングルームのセットの全体がよくわかる。いささか遠いが、なあに高倍率のオペラグラスがあれば大丈夫。
五時開演。暗がりで書きとめた曲順なので正確さは保証できない。
01. ソング・オヴ・ロング・アゴー
02. ウェルカム・トゥ・マイ・リヴィング・ルーム
03. ビーン・トゥ・ケイナン
04. アップ・オン・ザ・ルーフ
05. シティ・ストリーツ
06. ホーム・アゲイン
07. (ルディ・ゲスの持ち歌)
08. (ルディ・ゲスの持ち歌)
09. スマックウォーター・ジャック
10.60s メドレー ~ Take Good Care of My Baby, It Might As Well Rain Until September, I'm Into Something Good, Go Away Little Girl, Hey Girl, One Fine Day, Will You You Love Me Tomorrow?
11. ラヴ・メイクス・ザ・ワールド
12. スウィート・シーズンズ
13. イッツ・トゥ・レイト
14. チェインズ
15. ナチュラル・ウーマン
16. プレザント・ヴァリー・サンデイ
17. ビーイング・アト・ウォー・イーチ・アザー
18. アイ・フィール・ジ・アース・ムーヴ
19. ソー・ファー・アウェイ
Encore ユーヴ・ガット・ア・フレンド
Encore ロコモーション
冒頭が違うのでおやと思ったのだが、前半の曲が少し異なるものの、全体の構成は概ね11日にオーチャードホールで聴いたのと同一。60年代メドレーで前半を締め括り、休憩後に "It's Too Late" "Natural Woman" を配し、アンコールに "You've Got a Friend" と "Loco-motion" で盛り上げるところまでおんなじだ。
二度目なので当方も少しく冷静になって、曲間のしゃべりもかなりよく聴きとれたし、舞台セットやライティングなど、演出の細部にも注意が向かう。ディテールまでよく練り上げられた完成度の高いツアーであることが感得された。
前回の倍以上に大きな会場なのだが、キャロル・キングはリラックスして余裕たっぷり、随所で声を張り上げソウルフルに歌い上げ、聴衆の心を摑んで放さない。「どう、これら全部が私なのよ!」という自負と歓びがひたひたと押し寄せ、会場をおおらかに包み込む。
(まだ書きかけ)