まだ週の始まりだというのに、なんだかどっと疲れた一日。
東京への往還の車中でも間断なく眠気が襲ってきて、読書も校閲もままならない。
帰宅して遅い夕食を摂るともう駄目。瞼が塞がってきてしまう。
辛うじて聴くことのできたCDのメモ。
プロコフィエフ:
バレエ組曲「ロミオとジュリエット」第一番、第二番、第三番
パーヴォ・ヤルヴィ指揮 シンシナティ交響楽団
2002年11月17, 18日、2003年2月9-10日、シンシナティ楽堂
Telarc CD 80597 (2003)
プロコフィエフ:
五つの旋律 (ローラ・ギルバート編)
フルート・ソナタ
束の間の幻影 より 八曲 (ハワード・ハリソン編)
フルート/ローラ・ギルバート
ピアノ/エマ・ターミジアン
1991年1月、アストリア(ニューヨーク州)、マスター・サウンド・スタジオ
Koch 3-7105-2H1 (1993)
翌朝の追記)
「ロミオとジュリエット」の組曲三つが一枚に収められたCDって、他にあっただろうか。演奏そのものの質はムラヴィンスキー(第二組曲)やアンチェル(抜粋)はおろか、父ヤルヴィにも及ばないのだが(オーケストラは悪くない)、こうして三曲まとめて聴くと、舞台音楽を「交響組曲」化するプロコフィエフの手腕の冴えが痛感される。それが本盤の取り柄かも。
後者では「束の間の幻影」編曲版がちょっと面白い。フルートとピアノで聴いても、とりとめない呟きやファンテジーの閃きがそこはかとなく伝わる。全二十曲中八曲だけなのが残念。