昨夕は飯田橋のあとお茶の水へも立ち寄った。少しだけCD渉猟。
ベルリオーズ: 歌曲集「夏の夜」+「エルミニー」*
メゾソプラノ/ブルジット・バレー
ソプラノ/ミレイユ・ドリュンシュ*
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮 シャンゼリゼ管弦楽団
1994年6, 10月録音
harmonia mundi 901522 (1995)
これはヘレヴェッヘ畢生の名演ではないか。清冽な歌唱と端整な古楽器演奏が醸す瑞々しいベルリオーズ。ローマ賞受賞作「エルミニー」も聴きもの。吃驚しますよ。
"Roussel: Piano Works"
ルーセル:
田舎風、セゴビア、疑惑、ソナチネ、前奏曲とフーガ、三つの小品、組曲 嬰ヘ長調
ピアノ/エリック・パーキン
1990年4月2日、ザ・モールティング、スネイプ
Chandos CHAN 8887 (1991)
光彩陸離たる管弦楽に比していささか晦渋の気味のあるルーセルのピアノ音楽。パーキンの演奏は派手やかなところがなく、じっくり聴き入ることを求めているよう。
「ジャン=ピエール・ランパル追悼記念 第4集 近・現代編」
ドビュッシー: フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ*
ラヴェル: 序奏とアレグロ**
ルーセル: セレナード***
オネゲル: フルート、コール・アングレ、弦楽合奏のための室内協奏曲****
オネゲル:ロマンス~マシス:牧歌~ガニュバン:陽気な連中の行進曲*****
フルート/ジャン=ピエール・ランパル
ハープ/オデット・ル・ダンテュ*、リリー・ラスキーヌ** ***
ヴィオラ/ピエール・パスキエ*
クラリネット/ユリス・ドレクリューズ**
パスカル四重奏団**
パスキエ三重奏団***
コール・アングレ/ピエール・ピエルロ****
フェルナン・ウーブラドゥー指揮 パリ室内合奏協会****
ピアノ/フランソワーズ・ゴベ*****
1951, 55, 55, 53, 54年
EMI TOCE-11539 (2000)
驚くほどの名演の連続に言葉を失う。ドビュッシーのソナタが無上の境地。ラヴェルはこれが唯一の録音だそうな。そしてルーセルとオネゲル。20世紀の宝だ。
若き日のランパルを聴いてしまったあと、どんな演奏も分が悪いのであるが…。
"Joueuse de Flûte"
ルーセル: 笛吹きたち
フォーレ: 幻想曲
サンカン: ソナチネ
デュティユー: ソナチネ
ゴーベール: 夜想曲とアレグロ・スケルツァンド
フォーレ: コンクール用小品
プーランク: ソナタ
フルート/アウスヒルドゥル・ハラルズドッティル Ashildur Haraldsdottir
ピアノ/Love Derwinger
1990年7月16-17日、イェーテボリ楽堂
Intim Musik IMCD 009 (1990?)
"La Flûte à l'époque du Groupe des Six"
ドビュッシー: シュリンクス
オネゲル: 牝山羊の踊り
ミヨー: ソナチネ
フェルー: 三つの小品
ルーセル: 笛吹きたち
デュレ: ソナチネ
イベール: 小品
ジョリヴェ: 五つの呪文
プーランク: ソナタ
フルート/ディター・フルーリー
ピアノ/辻本智美
1999年11月、岩舟町コスモスホール
1999年12月、2001年6月、ヴィーン、スタジオ・バウムガルテン
カメラータ・トウキョウ Camerata 28CM-597 (2001)
このあたりで小休止を入れよう。