銀座の王子ホールの秋の公演のチケットが今日から前売開始だというので十時から再三電話するが、案の定まるきり接続できず、四十分後にようやく繋がったと思ったら、もう端っこの席しか残っていないという。まあそれでも切符が取れただけでもめっけもの。イアン・ボストリッジがノエル・カワードを唄うのだ。こんな千載一遇の機会、聴き逃がすわけにはいくまいて。
それにつけても、半年も前からこうして早々と切符を買わされ、日程をフィックスされてしまうのは遣り切らない気がする。当日になって本当に行けるのか確信がもてないし、そもそもそのときまで生きていられるのかだって心許ない。冗談じゃないぞ、という気がする。
二十日前の出来事を日記を書くのは骨が折れる。記憶を頼りに書いていくのだが、すでにほうぼう曖昧になっており、別の日との混同や思い違いも起こりかねない。しかも演奏会プログラムやチラシの類いは倫敦から別送品として送ってしまい、その小包が未着なので、手がかりがまるでないのだ。でも、今のうちに書いておかないと雲散霧消してしまうから、頑張ってみよう。
その間、バックグラウンドに流していた音楽は、昨日見つけてきた中古CDの続き。
"Erkki-Sven Tüür: Crystallisatio"
エリッキ=スヴェン・トゥール:
Architectonics VI
Passion
Illusion
Crystallisatio
Requiem
タリン室内管弦楽団メンバー
エストニア・フィルハーモニー室内合唱団
1994-95年、タリン、エストニア音楽堂
ECM 1590 (1996)
ペテリス・ヴァスクス:
弦楽四重奏曲 第四番
クロノス四重奏団
2002年8月、カリフォルニア州ニカシア
Nonsuch 7559-79695-2 (2003)
(まだ書きかけ)