昨日からちびちび書き進めていた連載「旅するアート」の第五回目を,今しがた終えたところだ。掲載されるのは「八月号」だからと、避暑地を描いた作品を選んだのだが、あいにくうそ寒い日だったので、まるで気分が乗らなかった。ともあれこれで旅行に出る前の「宿題」はすべて終了した。肩の荷がおりた思いだ。
あとは倫敦に持参するため、山田耕筰の短いエッセイの残りを英訳すればいいだけ。これもあと一日あれば仕上がるだろう。
明日、ではなく、もう今日になるのだが、久しぶりに床屋へ行こう。それから少しは着るものを買い足さねばなるまい。いつものような気ままなひとり旅ではなく、インスティテュートを訪問するのだから、あまりみすぼらしい恰好もできないだろう。