今ひとつ冴えない空模様の一日だったが、原稿執筆は大いに捗り、連載のうちの一本目(六月号)は二時間ほどで嘘のようにさらりと仕上がった。取り上げた画家ルノワールは美術館時代に展覧会担当でもあったので、まあ手のうちに入っていたのだろうが、それにしても苦吟せずに書けて嬉しい。いつもこうだといいのだが。
残りの一本はほんとうは五月末締切なのだが、倫敦行きが入るので、一箇月前倒しにしてもらったもの。これも今週中に仕上げてしまい、心おきなく旅立ちたい。
近所の写真屋で印刷も引き受けるというので、生まれてはじめて欧文のみの名刺なるものを注文。名前の下の肩書をどうするか、ちょっと迷ったのだが、
Editor-Writer-Researcher
としてみた。なんとなく胡散臭くもあるのだが、実体がそうなのだから致し方ない。
これも注文してから数時間で出来上がってしまう。全く何という便利な世の中になったのだろう。
(追記)
そのあと今日はデイヴィッド・ナイスのプロコフィエフ伝をずんずん読み進む。ディアギレフが亡くなり、そろそろ帰国を真剣に考え始めたあたりまで来た。残りはあと五十頁。読了ももう時間の問題だ。