「ロシア・アヴァンギャルドと絵本」の論考は昨日ちょうど半分まで書いた。まあ、これでどうにかなるだろう。
今朝もまた気持ちよく晴れ、爽快な一日を予感させる。早起きしてバッハを聴く。
バッハは素晴らしいと思うけれども、心から好きというにはあまりに存在が大きすぎる。それに作品数が膨大すぎ(千を軽く超える)、未聴の曲がいっこうに減らない。
思うところありて、というか、実はちょっと必要に迫られて、カンタータ(およびそれに準じる宗教曲)をいくつか聴いてみる。
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:
復活祭オラトリオ 「急ぎ走りて、いざ来れ」 BWV249
(カンタータ「逃れよ、消えよ、退き失せよ、諸々の憂いよ」BWV249aの編曲)
マグニフィカト BWV243
トン・コープマン指揮 アムステルダム・バロック管弦楽団・合唱団 ほか独唱者
1998年2月、アムステルダム、フランス改革派聖堂
ワーナー Erato WPCS-6508 (1998)
カンタータ 第173番 「高く挙げられし肉と血よ」 BWV173
カンタータ 第68番 「神はかくもこの世を愛し給う」 BWV68
カンタータ 第174番 「われいと高き者を心から愛しまつる」 BWV174
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮 イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団
2000年6月、ロング・メルフォード、ホーリー・トリニティ聖堂
Soli Deo Gloria SDG 121 (2006)
マグニフィカト BWV243
昇天祭オラトリオ (カンタータ 第11番 「み国にまします神を讃えよ」) BWV11
ミシェル・コルボ指揮 ローザンヌ室内管弦楽団、ローザンヌ声楽アンサンブル
1979年10月、76年10月、スイス、クリシエ、タンプル・ド・リュトリー
Erato 0630-17887 2 (1997)
う~ん、いいものだなあ、未聴のカンタータにまだまだ宝が潜んでいるものだなあと実感。色文字の演目が今日の「お目当て」である。これらを五月に実演で聴くことになりそうなので、あらかじめ予習しておこうという心づもりだったのであるが、大丈夫、これならば心配は要らない、虚心に耳を傾ければよいのだと安心する。