今日はイースターなのだと聞いて、ちょっと不思議な気がする。
あれは四月のお祭りぢゃないのかと思ったら、さにあらず。いわゆる「移動祝祭日」というやつで、年毎に少しずつ日にちがズレる。いや、「少しずつ」なんてもんじゃないのだ、今ウィキペディアで調べたのだが、イースターは(欧米=西方教会では)三月二十二日から四月二十五日まで(!)と、その該当日が大きくブレるのである。知らなかったなあ。最大で一箇月以上も動いてしまう年中行事なんて、わが国では考えられないではないか。
キリストの誕生日とされるクリスマスが十二月二十五日と固定されているのに、その刑死後三日目の復活を祝うイースターがかくも「移動」してしまっていいのだろうか、と、まるで他人事ながらいささか訝しく思う。
ウィキペディアからの受け売りで恐縮であるが、「イースター=復活祭」とは
「春分の日を過ぎた最初の満月の次の日曜日」と定めてあって、それがかくも大幅に移動してしまう原因なのだという。(実際にはもっと七面倒くさい教義上の規定があるようだが、詳しくはウィキを参照のこと。)
三月二十三日がイースターにあたるのはかなり珍しいことらしい。最も早いイースターは上述のとおり、三月二十二日なのだが、そんな機会は滅多になく、最近でも1818年、次は2285年のことだというから、今日はわが生涯で祝われる最も早いイースターということになる。だからどうしたんだ?と言われると、返答に窮するのだが。
締切間近の原稿を抱えて、こんなエントリーを書いてしまうのが我ながら可笑しい。
バックグラウンド・ミュージックは勿論、荒井由実のファースト・アルバム『ひこうき雲』(1973)。そのB面(←死語)「ベルベット・イースター」以降をかけてみた。
「ベルベット・イースター」「紙ヒコーキ」「雨の街を」「返事はいらない」「そのまま」、そしてA面冒頭の「ひこうき雲」別テイクのフェイドアウトで締め括られる。どれもが名曲、どの詞も心に沁みる。不朽の名作とはこのようなアルバムをいうのであろう。
ちなみに、このところ当アルバムを聴くのは年に一回だけ、それもイースター当日に、と思い定めている。あまりにも大切な音楽だからだ。
昨年のイースターは四月八日だった。そのとき旅先でしたためた「ユーミン讃」も、宜しかったらぜひお読みいただきたい(
→ここ)。