昨日ちょいと張りきりすぎたせいか、ついつい寝坊してしまう。
朝から雨模様だというのに、家人は早々と着替えて出かけ支度。友人と待ち合わせて鎌倉を散策するのだという。よりによってこんな日になぜ、と尋ねたら、なんでも昼食を予約しているので予定を変更できない由。ご苦労なことだ。どんよりと暗い空を恨めしそうに見上げつつ出発。
実は小生も早稲田の演劇博物館で展覧会を観るつもりだったのだが、わざわざこんな寒い日に出かけることはないと中止し、ゆっくり家で過ごすことに。うるさ方がいないので、昼過ぎまでパジャマ姿でごろごろする。電気座布団に腹這いになって毛布をかぶると極楽。怠け者の天国だ。
頼まれた調べものをしがてら、今日も性懲りなく、飽きもせずプロコフィエフを延々とかける。気がねなく大音声でだ。
ヴァイオリン・ソナタ 第一番、五つの旋律、ヴァイオリン・ソナタ 第二番
ヴァイオリン/マルク・ルボツキー
ピアノ/ボリス・ベルマン
1991年7月、ロッテルダム
Ottavo OTR C79136 (1992)
ヴァイオリン協奏曲 第一番、第二番
ヴァイオリン/ダーヴィド・オイストラフ
ロヴロ・フォン・マタチッチ、アルチェーオ・ガッリエーラ指揮 フィルハーモニア管弦楽団
1954、1958年、ロンドン
東芝EMI TOCE 11137 (1998)
行進曲~「三つのオレンジへの恋」より
リゴードン 作品12-3
前奏曲「ハープ」 作品12-7
「年老いた祖母のお話」
組曲「ロミオとジュリエット」
ピアノ/ピエトロ・ガッリ
録音年代・場所不明
Cassiopee CAS 9 (1997)
古典交響曲*
交響曲 第五番
組曲「キージェ中尉」**
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団*
エーリヒ・ラインスドルフ指揮 ボストン交響楽団
バリトン/デイヴィッド・クラットワージー**
1972、1963、1968
RCA 74321 21292 2 (1994)
思いのほかいいと思ったのは、ラインスドルフの第五交響曲。実に隅々まで細かく設計され、普段は聴きすごすような細部が手に取るようにわかる。「キージェ中尉」も声楽入りヴァージョンで、これまた会心の演奏。
さて次は大物のオペラ「三つのオレンジへの恋」を聴いてみよう、とディスクを取り出したところで無情にもチャイムが鳴り、演奏会は呆気なくお開きと相成った。