開店休業とはいっても、死んでしまったわけでないので、ちょこっとは書く。
今日、東京への往還の車中で聴いたCD。
グリーグ: ヴァイオリン・ソナタ 第一番
エルガー: ソスピーリ
シベリウス: ユモレスク 作品87-2、89-2、89-4
エルガー: ヴァイオリン・ソナタ
ヴァイオリン=イザベル・ファン・クーレン
ピアノ=ロナルト・ブラウティハム
2007年2月、モル(ベルギー)
Challenge CC 72171 (2007)
オランダ期待の新星だったファン・クーレンの名をしばらく聞かなかった。すっきり歌う好ましい奏者なのだが。久々の新譜を聴いてみたらなかなかの好演、しかも凝った曲目だ。グリーグも食傷気味の第三番でないのがいい。ブラウティハムのピアノはいつもながら丁寧、巧緻。
グリーグ、エルガー、シベリウス。ちょっと変わった取り合わせだが、この三人はすべて今年がanniversary year すなわちそれぞれ歿後百年、生誕百五十年、歿後五十年目に当たる。その意味でもよく考えられたプログラムだ。