昨夜の春の嵐にもめげず、桜花はもち堪えたようだ。今日はまるで初夏のような陽気で、歩いているだけで汗ばんでくる。
所用で江古田に出たので、周辺を散策したら、小学校の校庭やら庭木の桜がどれも満開。すでにちらほら散り始めている。
帰りに新宿のタワーレコードで大きい買物。ポイントカードが満杯になったのでこれを使う。
スイスの大富豪指揮者パウル・ザッハーの放送録音四枚組 "Resonanzen --- Paul Sacher: Dirigent und Anreger" といい、どの演奏も初めてレコード化されるものばかりである(Musiques Suisses MGB CD 6240)。
ストラヴィンスキー: ジェズアルド四百年祭のための記念碑、アブラハムとイサク、説教・説話・祈祷、三楽章の交響曲
ハイドン: 交響曲第39番
マルティヌー: リディツェ追悼
マルタン: チェロと小管弦楽のためのバラード
バルトーク: 弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽
ベリオ: 夢の回帰 Ritorno degli Snovidenia
ミヨー: 歌劇「オルフェウスの不幸」
モーツァルト: オーボエ協奏曲
フォルトナー: オーボエ、金管、打楽器のための音楽「アウロディ」
以上がザッハーの指揮。演奏団体は手兵のバーゼル室内管弦楽団のほか、バイエルン放送交響楽団と南西ドイツ放送交響楽団。ソロイストはロストロポーヴィチ、シフ、ホリガー、キュエノー、フッテンロッハーら。演奏年代は1961年から87年までさまざま、したがって音質もまちまちだが、いずれ劣らぬ貴重なドキュメントであることは間違いない。とりわけ、彼が初演者でありながら、これまで満足な録音がなかったバルトークの「弦チェレ」が聴けるのが嬉しい限りだ。
これにホリガーがバーゼル交響楽団を指揮した自作二曲が付く。
パウル・ザッハーについては、拙文であるが、ここをお読みいただきたい。
http://numabe.exblog.jp/4122716
中央線の車窓越しに、四谷から飯田橋にかけて外堀沿いの桜があまりにも見事。
帰宅は四時過ぎ。例の原稿の仕上げをする前に、ちょっとだけザッハーを聴いてみよう。やはりバルトークから行こうか。