朝、目覚めはしたものの、寝床から起き上がるのが難儀である。
昨夜は記事をしたためた後も、なかなか興奮が醒めやらず眠りに就けなかった。一夜明けると、頭の芯がじんわりと重たい。酒気が体のどこかに残っている。
そんなどんより気分とは裏腹に、空は抜けるように青く、遠くには真白き富士嶺がくっきり望まれる。寒い朝だ。
今日ばかりは家でじっと蟄居していたいが、あいにく東京で抜けられない所用がある。おまけに夕方からは忘年会。いやはや。
昨日、銀座通りを歩いたので、ふと思い立って伊東屋でカレンダーを物色。あまた陳列されているなか、月の満ち欠けと潮の干満を図示したものを買い求める。もっぱら釣り人用とのことだが、海辺に住む小生には何かと重宝なのでは、と考えたのだ。デザイン的にもなかなか秀逸。これはトイレに掛けて毎日眺めよう。
昨日の往還の車中で犬養道子『花々と星々と(増補版)』を読了。稀有な子供時代を記した稀有な一冊。引き続き、続編の『ある歴史の娘』を読み進めているので、感想は読了後にまとめて書いてみたいと思う。