世田谷の経堂から今しがた帰宅した。サロン「ロシア・アヴァンギャルド」での講演会(@日ソ会館)を終えてきたところだ。三十年来の親友から、初めてお目にかかる方まで、実にさまざまなお客様が聴きにきて下さった。
どうも準備不足がたたって、時間をかけてしゃべった割りに、話が空回りしてしまった気がする。二年前の展覧会を見逃したという方もおられたのだから、「そもそもロシア絵本とはどんなものなのか」をきちんと説明すべきだった。六月にやった講演会と話題が重複してしまったのも、ちょっと恥かしかった。
そんなわけで、木戸銭五百円に見合ったトークにならなかったことを、この場をお借りして深くお詫びしたい。
もう当分ロシア絵本について人前で話をするのは控えよう。恥をかくばかりだから。
実はこの冬にかけて、某所に所蔵される戦前の絵本を調査する心づもりでいる。その成果が実ったあかつきには、またどこかで皆様にお目にかかればいいな、と願っている。
重たい荷物をしょって千葉と世田谷を往復したので、ふう、さすがにくたびれたわい。