まだ梅雨の真っ最中のはずなのに、この茹だるような暑さはどうだろう。
今日は所用で終日ずっと東京にいたのだが、昼飯時に外へ出たら、そこはまさに灼熱地獄。その場でクラクラと卒倒しそうになった。いくらなんでも、ちょっと暑すぎやしないか。
夜になってもまだ余熱が残っていて、しかも風がそよとも吹かない。海のすぐそばだというのに。
仕方がない。今日は「ヴァネッサ」の連載(?)は中断して、買ってきたCDをおとなしく聴くことにする。
そんなつもりはなかったのだが、たまたま夏にちなんだ楽曲がいくつか含まれていた。面白いことに、いわゆる「夏の音楽」には暑苦しい印象のものは皆無で、むしろ爽やかな冷気を感じさせるものが多い。避暑地の音楽とでもいおうか。今夜はせめて耳から涼をとることにしよう。
1)オネゲル/交響詩「夏の牧歌」 (1920)
シャルル・デュトワ指揮 バイエルン放送交響楽団
1985年録音 Erato 2292-45242-2
2)ベルリオーズ/歌曲集「夏の夜」 (1840-41)
エリナー・スティーバー(S)、ディミトリ・ミトロプロス指揮 コロンビア交響楽団
1954年録音 Sony-Retrospective RET-008
3)アイヴズ/交響曲第三番「キャンプの集い」 (1904/09)
マイケル・ティルソン・トマス指揮 アムステルダム・コンセルトヘバウ管弦楽団
1982年録音 Sony SK-46440
どうです。一夜のコンサートの曲目としても十分に通用しそうなラインナップでしょう?