これまでの人生で最も辛く惨めで味気ない一年が過ぎようとしている。誰にも逢えず、どこにも行けず、息ができないような日々が続いた。在宅して時間だけはたっぷりあったが、しばしば心ここにあらずで、読書にも身が入らなかったのが情けない。それでも以下の十冊の新刊書は陰鬱な日常にささやかな愉悦と希望の光を投げかけてくれた。記して感謝を捧げる。配列は刊行順。
帝室劇場とバレエ・リュス
マリウス・プティパからミハイル・フォーキンへ
8. Саша Чёрный(詩) Фёдор Рожанковский(絵)
Michèle Noret刊 *覆刻版(オリジナルは1926年)
ジョゼフ・コーネルと日本 「ふたつの時間」をたどる