久しぶりに千葉県が世間の口の端に上っている。定時ニュースでも連日のように千葉の話題でもちきりだ。
だが、それが先日の颱風十五号の想像を超えた被害状況だというから、いやはや嘆かわしい限りである。昨日も妹から「お兄ちゃんの住むあたりは大丈夫なの?」と直メッセージで尋ねられた。幸いなことに、わが家のある湾岸一帯は倒木や飛来物の散乱はあったものの、停電も断水も一切なく、日常生活に支障は全くない。
とはいうものの、同じ千葉市内でも少し陸側に入った花見川区、稲毛区、若葉区、中央区ではまだ停電が続いており、断水もあちこちで生じている。襲来からもう丸三日になるというのに、思いがけず復旧が遅れに遅れている。颱風の直撃のなんたるかを思い知らされた。ライフラインを断ち切られたら、手足を捥がれたも同然なのだ。
もっと深刻なのは県央の内陸部だ。停電と断水に加え、幹線道路と鉄道が寸断され、復旧の見通しがたたない由。
わが古巣のDIC川村記念美術館(佐倉市)では明日(13日)まで停電による臨時休館だそうだし、房総半島の真ん中に立地する市原湖畔美術館も同様のようだ。後者では今度の日曜にシンポジウムがあるというのに心配が募るばかり。そもそも鉄路での唯一の足である小湊鐡道は今日(12日)の時点でまだ「現在、運転を見合わせています」とのこと。頼みの綱の復旧が遅れたら、そもそも足を運ぶのが不可能だろう。