時おり、といってもごくたまにだが、拙ブログの特定の記事にアクセスが集中することがある。先日も亡くなった橋本治の想い出(とるに足らぬ内容だが)に数日間にわたって千件以上もアクセスがあり、その死がいかに多くの人々から惜しまれているかを痛感させられた。
それには及ばないが、昨日も似たことがあった。四年前の小さな記事に百五十ものアクセスがあった。高円寺のハンバーグ定食屋「ニューバーグ」の訪問記である(
→高円寺のニューバーグで時間旅行)。
どうしてこんなことが起こるのか? 少し調べたら疑問は氷解した。昨日の朝、日本テレビで放映された「誰だって波瀾爆笑」なる番組で高円寺が取り上げられ、この定食屋が「思い出の店」として登場したらしい。
仄聞するところでは、昨日「ニューバーグ」の前には長蛇の列ができたという。まあ、わざわざ訪ねるほどの店ではあるまいが、それでも四十数年前の貧書生が安価で栄養を摂ることができたのは、中央線沿線にこのような低廉で良心的な定食屋がいくつもあったお蔭なのだ。
高円寺ならほかに「ワールドギョウザ ぢゅうぢゅう」という日替わり餃子の店があったし、阿佐ヶ谷なら「中野食堂」、荻窪なら「中央軒」・・・といった具合に、恩義を感じている店は枚挙に暇がない。半世紀近く経って、今も存続しているのは「ニューバーグ」ばかりなのだが。