世間の流行に乗せられているみたいだが、今年もまた恵方巻を食してしまった。近所の和菓子&お握り屋で「オリジナル恵方巻」のチラシにつられて予約までして、難有く昼食時にいただいた。
中身の具材はなかなかに豪勢で、牛肉時雨煮、玉子焼、桜田麩
(でんぶ)、牛蒡、蟹蒲鉾、青菜、沢庵の全七品が七福神よろしく巻き込まれている。これの太巻が二本、お子様用のミニ巻が一本付いた「ファミリー巻きセット」が1,188円也。まあ良心的な価格だろう。しかもこの店のは保存料や添加物が入らないらしいので安心なのだ。見た目の彩りもいいし、お味のほうだって上乗だ。
今年の方位は南南東だというので、そちらとおぼしき方角を見遣り、家内安全を祈願しながらガブリ。たちどころに完食した。
今年もまた、そもそも「恵方」とはなんぞや、という定義を家人に伝授しようとして、途中で説明に窮してしまった。これはそう簡単な問題ではなく、いつも混乱しては言葉に詰まる。なので二年前の節分に調べて書いた拙文をご参照いただきたい(
→東北東に進路を取れ──再説)。なかなか難しいですよ。