地を這うような塩梅のわが執筆もようやく終盤に差しかかった。遠くにスタジアムが見えてきた、といった段階か。ここからが胸突き八丁の長い上り坂なのだが。
ここで景気づけのカンフル剤にBBCプロムズを聴こう。昨晩(7月28日)やったばかり、ホヤホヤの Prom14。ワレリー・ゲルギエフ&ロンドン交響楽団が一夜でプロコフィエフを全部やる、と聞いて、まさか八つの交響曲を一晩で、いくらゲルギーでもそりゃ無理だろうと早合点したら、さにあらず、五曲あるピアノ協奏曲を一つの演奏会で通して全曲やる、ということらしい。それなら充分に可能である。ただしピアニストがバテるだろう。
プロム14
2015年7月28日(火)午後7時~
ロイヤル・アルバート・ホール
プロコフィエフ:
ピアノ協奏曲 第一番
ピアノ協奏曲 第二番
ピアノ協奏曲 第三番
ピアノ協奏曲 第四番
ピアノ協奏曲 第五番
ピアノ/
ダニイル・トリフォノフ(第一&第三)
セルゲイ・ババヤン(第二&第五)
アレクセイ・ヴォロヂン(第四)
ワレリー・ゲルギエフ指揮
ロンドン交響楽団
(まだ聴きかけ)