昨日のラヂオでグラズノーフ作品をもう少し聴きたくなった。それも飛び切り珍しい作品を。そこで棚から取り出したのは、先日ここで紹介した独逸の閨秀ホルン奏者マリー・ルイーゼ・ノイネッカー女史の「露西亜ホルン協奏曲集」。こないだのシェック=ケックラン=スマイスの協奏曲集に先立つ傑作アルバムだ。
"Russische Hornkonzerte -- M. L. Neunecker/W. A. Albert"
レインゴリド・グリエール:
ホルン協奏曲 作品91 (1950)*
ホルンとピアノのための四つの小品 作品35-6, 7, 10, 11 (1908)**
■ ロマンス
■ 悲しき円舞曲
■ 間奏曲
■ 夜想曲
アレクサンドル・グラズノーフ:
夢想 作品24 (1890)***
セレナード 作品11-2* (1884)**
牧歌 (1884?)***
ヴィッサリオン・シェバリーン:
ホルン小協奏曲 作品14-2 (1929~30)****
ホルン/マリー・ルイーゼ・ノイネッカー
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト指揮
バンベルク交響楽団* *** ****
ピアノ/パウル・リヴィニウス**1992年3月4~7日*、1993年6月6日**、6月29、30日*** ****、
バンベルク、ドミニコ会教会
Koch Schwann 3-1357-2 (1994)
→アルバム・カヴァーこのディスクはもう二十年近く前、出て間もなく好奇心から入手した。凝りに凝った選曲の妙もさることながら、女性のホルン奏者という存在の珍しさと、カヴァー写真のシックな魅力に惹かれて手に取ったものだ。その後ずっと棚に仕舞い込んだままだったが、先日たまたまノイネッカーの別アルバムを入手したことから、「そうだ、もう一枚あったぞ」と引っ張り出した。危うく宝の持ち腐れになるところだった。
(まだ聴きかけ)