やっと難関を突破したので一息つこうかと思ったら、間髪を入れぬ絶妙なタイミングで校閲作業が舞い込む。まるまる本一冊分。いやはや貧乏暇無しの諺どおりだ。
英京では五輪の開幕がいよいよ目前だが、音楽の祭典のほうも連日のように間断なく開催され、昨晩は早くもその「第十五夜」。
Prom 15: Smetana, Prokofiev & Dvořák
25 July 2012
7.30pm – c. 9.40pm
Royal Albert Hall
Smetana (orch. George Szell):
String Quartet No. 1 in E minor, 'From My Life'
Prokofiev:
Violin Concerto No. 1 in D major*
(encore)
Ysaÿe: 1st movement from Unaccompanied Violin Sonata No. 2
INTERVAL
Dvořák:
Symphony No. 7 in D minor
Vadim Gluzman, violin*
BBC Symphony Orchestra
Jiří Bělohlávek, conductor
ジョージ・セルがスメタナのクァルテットを管弦楽編曲したのは知っていたし、モノーラル期に自作自演録音もあった筈だが、実際に音で聴くのは初めてだ。いやはや、大指揮者必ずしも名編曲者にあらず、この当たり前の事実に気づく。なんとも常套的な出来に失望する。あの厳格な名匠がこんな凡庸な響きに満足だったのか。
続くプロコフィエフの独奏者は未知の若い人。ちょっと粘っこい歌い口には違和感があるが、随所に煌めきの明滅する伴奏指揮には感心。
そのあと大いなる期待と共に聴いたドヴォジャークの第七交響曲は割合に普通。いや普通によい演奏なのだが、ビェロフラーヴェクには更にその先を期待したのだ。ちょっと肩透かしを喰らう。