根気の要る机上作業。朝からずっとなので疲労困憊だ。今日はここらで打ち止めにしよう。先日に引き続きエルガー自作自演集成を聴く。今夜はその二枚目。
"Elgar conducts Elgar: The complete recordings, 1914-1925"
Music & Arts CD 1257 (2011)
CD2/
エルガー:
序曲「コケイン」*
序曲「南国にて(アラッシオ)」**
ヴァイオリン協奏曲***
チェロ協奏曲****
愛の挨拶*****
夜の歌******
情景(空を舞う小鳥) ~「オラフ王の伝説」*******
前奏曲と天使の別れ ~「ゲロンティアスの夢」********
瞑想曲 ~「生命の光」*********
ヴァイオリン/マリー・ホール***
チェロ/ビアトリス・ハリソン****
エドワード・エルガー卿指揮
交響楽団* *** **** ***** ****** ********
ロイヤル・アルバート・ホール管弦楽団** ******* *********
1917年2月28日*、1923年10月26日/1921年12月30日**、
1916年12月16日***、1919年12月22日/1920年11月16日****、
1914年6月26日*****、1919年5月22日******、
1921年12月7日*******、1917年2月28日********、
1925年4月*********
いや~驚いたのなんのって。「コケイン」序曲も、ヴァイオリン協奏曲やチェロ協奏曲の各楽章も、どれもこれも演奏が四分かそこらで終わっちゃう。当時のディスクの片面の収録時間の制約の故であろう。本当なら十数分あるものを強引に刈り込んで短縮するものだから、鑑賞する側には大いなる失望が残る。当時の人たちはそれでも「作曲者の指揮が聴けて満足」だったのだろう。
とはいうものの、ビアトリス・ハリソンと共演したチェロ協奏曲は不完全版ながら秀逸な聴きもの(録音時の写真は
→これ)。1928年の電気式吹込(こちらは全曲録音)には及ばないものの、一度は聴いておくべき演奏だろう。