わが畏友である大盛招き猫堂さんからの最新情報に拠れば、つい先頃の12月9日、英京テムズ河畔サウスバンクの英国映画研究所(British Film Institute)で
ケン・ラッセル監督の追悼上映会があったという。
作品は《
ボーイフレンド Boy Friend》(1971)。先鋭かつ過激な映像表現が物議を醸した監督としては異例なほどに愛らしくチャーミングなミュージカル映画である。たまたまBFIでは「歌だ! 踊りだ! Gotta Sing! Gotta Dance!」と題して往年のMGMミュージカル特集を開催中。その一環として本作の上映が前々から決まっており、監督御大のゲスト登場も予定に組まれていた由。
期せずして追悼上映となってしまった会には、主役を務めた
ツイッギーが登場し、「ケンは並外れて才能に溢れた驚くべき人物でした。その死が惜しまれてならない」と挨拶。このほか出演者の Murray Melvin と Georgina Hale 、監督の未亡人 Lisi Tribble ら遺族も姿をみせた。
詳しくは以下の記事をご参照あれ(
→これ)。
翻ってわがニッポンでは何ひとつ偲ぶよすががないのは寂しい限りである。