TVを点けるとニュースで首相が記者会見している。
浜岡原発の全原子炉の稼働停止を中部電力に要請したとのこと。当然の判断であろう。なにしろ活断層のほぼ真上に立地しているのだ。小生が見聞した範囲でも、六ヶ所村や柏崎刈羽とともに最も危惧される原子力施設として批難が集中していた。安堵するというには程遠いが、とりあえず最初の一歩である。
今日はデスクワークの傍ら、久しぶりに
ボニー・ブラムレットを聴いて過ごした。そう、デラニー&ボニーのボニーである。
"Bonnie Bramlett: It's Time/ Lady's Choice"
■ "It's Time" (1974)
1. Your Kind Of Kindness
2. Atlanta, Georgia
3. It's Time
4. Cover Me
5. Higher & Higher
6. Where You Come from
7. Cowboys & Indians
8. (Your Love Has Brought Me from a) Mighty Long Way
9. Since I Met You Baby
10. Oncoming Traffic
■ "Lady's Choice" (1976)
1. Think (about It)
2. Hold On I'm Coming
3. You Send Me
4. Never Gonna Give You Up
5. Let's Go Get Stoned
6. Two Steps from the Blues
7. If I Were Your Woman
8. Ain't That Loving You Baby
9. You Really Got a Hold on Me
10. Let's Go, Let's Go, Let's Go
11. Forever Young
ヴォーカル/ボニー・ブラムレット
Raven RVCD 172 (2004)
LPアルバムがCD化されるとき、収録時間が増したため「ボーナス・トラック」音源が追加される例がよくある(没セッションとか同時期の未発表ライヴとか)。なんとなく得したみたいで嬉しいような、余計なお世話で有難迷惑のような、複雑な思いに駆られるのだが、この覆刻CDは潔く追加トラック一切なし。そのかわり、LP二枚分をまるごと一枚に収めてしまった。それでも収録時間七十五分。
1972年に公私のパートナーだったデラニーと別れて独立、ソロ歌手としての二枚目と三枚目のアルバムである。録音年もコンセプトも近く、レコード会社(Capricorn)まで同一なので、続けて聴いても違和感や齟齬は全くない。どころか連綿たるひとつの流れとして素直に愉しめてしまう。
前にもどこかで書いたと思うが、この二枚のアルバムは最初カセットテープで耳にした。九十分テープの表と裏(というか往路と復路)にダビングされた形で手にした。親しくしていた女の子から手紙と一緒に郵送されてきたのだと思う。「ぜひ聴いてみて」という意味だろう。なのでこの二枚、"It's Time" と"Lady's Choice" とは当初から分かち難い、ひと繋がりの音楽なのだ。無論あくまでも小生の個人的体験として、という話なのだが。
(まだ聴きかけ)