いつの間にやら二月になった。といっても昨日と何も変わらない。根をつめてデスクワークに没頭するうち一日が暮れた。
仕事のお供はまたしてもバレエ音楽、それも飛びきりの名演である。
ストラヴィンスキー:
幻想曲「花火」*
バレエ音楽『火の鳥』**
タンゴ***
ロシア風スケルツォ*
バレエ音楽『夜鶯の歌』****
アンタル・ドラーティ指揮
ロンドン交響楽団
1959年6月7日**、
1964年6月27日*、7月7日***、6月22、24日****、
ロンドン、ウォットフォード・タウン・ホール
Mercury 432 012-2 (1991)
『火の鳥』を録音した指揮者は数知れずいようが、このバレエを実際にピットから何度も指揮した人となると、それこそ片手の指で足りるだろう。モントゥー、アンセルメ、そしてこの
アンタル・ドラーティくらいではないか。
彼の前半生はそれほど緊密にバレエ結びついていた。世代的にディアギレフのバレエ・リュスとは縁がなかったが、1933年その後継団体たるバレエ・リュス・ド・モンテカルロの指揮者になったのがドラーティの国際的なキャリアの始まりだった。
それからというもの、欧米各地から中南米、果ては豪州まで旅巡業につきあった。第二次大戦中はニューヨークの「バレエ・シアター」の指揮者も務めたから、併せて十年以上もの歳月をバレエ団、それもロシア・バレエの伝統のなかで過ごした。
(まだ聴きかけ)