たつた今、連載「
バレエ・リュスと日本人たち」の第九回目がネツト上にアツプされたやうである(
→ここ)。
調査と執筆とに散々梃子摺つて、それこそ塗炭の苦しみを味はゝされたにも拘らず、かうして仕上がつてみると、何も知らぬげにツンと乙に澄ましたポオカアフエイスで字面が並んでゐるものだからなんとも不思議な心持ちがする。
さあ早速この続きに取りかゝらねばならぬ。なにしろ今回の主役を務める筈だつた舞姫
イザドラ・ダンカンが登場しない儘で終つて了つたからだ。
さうかうする内に早くも三月。ヴエランダで一服吹かして来やうか。