東京で野暮用があるので朝八時半に家を出て、西船橋で乗り換えて東西線に。
始発駅なので坐れるのがありがたい。プリントアウトしておいた拙論を読み返したり、好みのCDを聴いたりしていたら、いつの間にか熟睡。ハッと気づくともう九段下だ。寝惚けまなこでぼんやり真正面の座席をみると、どこかで見知ったような顔が目に入った。どうやら先方でもこちらに気づいたようだ。間違いない、月本夏海さんだ!
互いのブログを相互訪問しているので、ご無沙汰という気はしないのだが、それでもじかにお目にかかるのは随分と久しぶりだ。夏海さんもよくこの電車を利用されるそうで、これまで一度も遭遇しなかったのが不思議なくらい。
「加藤和彦が亡くなりましたね」「あれはショック。他人事とは思えなくて」「新しいことをやり続けるのがどんなに大変だったか」そんな会話を一分半ほどしたら無情にも飯田橋に到着。ここで下車しなければならない。この続きはいずれ近いうちにぜひ、と再会を約して別れた。