つい先ほど、古書日月堂さんのHPで小生の連載「バレエ・リュスと日本人たち」の第二回目がアップされた(
→ここ)。
前回に引き続いて、1912年6月、パリのシャトレ座でニジンスキー公演を観た画家・石井柏亭の観劇記録についての論考の後半だ。併せて、同時期にバレエ・リュスを観た梅原龍三郎や滋野清武、さらには西村伊作についても触れている。
もともと活字媒体を前提に執筆した文章なので、センテンスの息が長くて画面上ではちょっと読むのがしんどいかもしれないが、どうかご容赦いただきたい。あれこれ史料を渉猟した挙句、それなりに時間と労苦が費やされている。そのせいもあって、どうしても短くは書けなかったのだ。
次回はどうなるだろうか。七月中の公開はなんとしても死守せなばならぬ。図書館通いが続きそうだ。ふう。
せっかくなので、バレエ・リュス絡みで時宜を得たディスクを一枚。
"Les Ballets Russes, vol. 3"
ドビュッシー: 牧神の午後への前奏曲
フローラン・シュミット: サロメの悲劇*
ストラヴィンスキー: ペトルーシカ
シルヴァン・カンブルラン指揮
南西ドイツ放送交響楽団(バーデン=バーデン&フライブルク)
シュトゥットガルト南西ドイツ放送声楽アンサンブル*
2007年2月、12月、1月
hänssler CD 93.223 (2008)
演奏もまずは満足できる出来。
ブックレットの装丁がまた好もしい。