いまだに書けない原稿に悶々としている。しかも気分転換と称して今日も外出してしまう。
行き先はまたしてもフィルムセンター。マキノ雅弘の連続上映、今日はさすがに一本だけに留めておく。
若き日の次郎長 東海の顔役 1960 東映
中村錦之助+東千代之介+丘さとみ+平幹二朗+田中春男
1952年の『次郎長三国志 次郎長売出す』(東宝)のリメイクであるが、カラー、ワイド、錦之介主演とあって面目は一新。しかも飢饉に苦しむ民衆に同情するあまり、堅気を棄てやくざになるという展開なので、一味も二味も違う。
さすがに錦之介は颯爽としてはつらつ。しかも一本ぴしっと筋の通った若者を見事に演じてみせる。オリジナルの和気藹々ムードとはちと異なるけれど、こちらも見応えたっぷり。
続編は後日に回すことにしてすごすごと帰宅。そしてまたぞろ執筆だ。ああしんど!