春菊は苦いと、思っていた。
生の春菊のサラダをはじめて知った。帯番組「キューピー 3分クッキング」の冒頭、このナレーションが被さるコマーシャルを毎日のように視聴すると、何かにつけ影響されやすい小生は「へえ、そんなものか」「ひとつ試してみようか」となる。このあと肝心の商品名が続く。
まろやかなごまの香り。
キューピー 深煎りごまドレッシング 画面にはテロップが「野菜にドレスを着せましょう。」「旬の春菊 × ごま」と畳みかけ、「キューピー 深煎りごまドレッシング」が大写しになる(
→これ)。このCMの効果は絶大で、小生はもう居ても立ってもいられずに八百屋へ走る。
そういう次第で、このところ夕食のテーブルには決まって生の春菊のサラダが付け合わせに出る。たしかに胡麻風味のドレッシングとの相性は抜群である。
えっ、生の春菊は苦く青臭くて、薬っぽくないかって? それが不思議にそうでもないんです。癖がなくて、食べやすい。いつからこんなに美味しくなったのだろう。