家人がカーテンを開けると眩い陽射しが部屋に入ってきた。それでも布団のなかでぬくぬく朝寝坊を決め込んでいたら、今度はラヂオの「バラカン・モーニング」から耳馴染の懐かしい「あの声」が流れ出して覚醒させられる。今週の「名盤片面」は
ボニー・ブラムレットなのだ。1976年に出たアルバム "
Lady's Choice"──「淑女の選択」とでも訳せばいいのか、これは掛け値なしに素晴らしい名盤。今朝はそのA面が丸ごとかかる。
1. Think (About It)
2. Hold On I'm Coming
3. You Send Me
4. Never Gonna Give You Up
5. Let's Go Get Stoned
6. Two Steps From The Blues
「まー、とにかく見事なレコードですね」とはバラカンさんの評。そのとおりである。日本盤だそうだが、とても状態がよく、傷ひとつない。小生が聴きこんだ米盤LPはもうボロボロ。友人に強く促され、たまたま中古で見つけたものだ。アルバム・カヴァー・デザインは名手コッシュが手がけていた(
→これ)。
ボニー・ブラムレットの存在を小生に教えてくれたのは「ナイアガラ・ファンクラブ」の会長さんである。たぶん1976、7年のことだ。二枚のアルバム "It's Time" と、この "Lady's Choice" とをカセット・テープに丸ごとダビングして郵送してきた。「これは凄くいいよ!」と添え書きして。お蔭で今もこうしてボニー・ブラムレットを愛し続けている。ありがたいことだ。
追記) 前にもボニー・ブラムレットについて書いたことがあるのを思い出した。
→あたしは今もおんなじだよ!(2006年11月の記事)