だんだん興が乗ってきて暑さを忘れてしまいそう...な訳はないのだが、少しは鬱屈した心に風穴を開けられそうな按配。一昨日こんなアルバムも手にしたのだった。
"Daniel Hope -- Mendelssohn"
メンデルスゾーン:
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 (1844年初稿による2005年校訂版)*
八重奏曲 (1825年手稿を参照した1832年初版の2003年校訂版)**
魔女たちの歌 作品8-8***
ズライカ 作品34-4***
歌の翼に 作品34-2***
ヴァイオリン/ダニエル・ホープ
トーマス・ヘンゲルブロック指揮*
ヨーロッパ室内管弦楽団*
ヨーロッパ室内管弦楽団独奏者**
ピアノ/ゼバスティアン・クナウアー***
2007年6月、グラーツ、シュテファニエンザール*、室内楽堂** ***
Deutsche Grammophon 477 6634 (2007)
協奏曲・八重奏曲は共に「世界初録音」と註記されているものの、実際には前者にはファン・クーレン独奏の初録音盤(名演)が存在し、後者も素人耳には現行版との差異は殆ど聴き取れない。だから当盤の有難味はかなり目減りするのだが、世評の高いダニエル・ホープで聴いてみたい好奇心を抑えがたく、つい手に取った次第。