いやはや今日も蒸し暑かった。小雨が降ったりやんだり。日がな一日ずっと外へは一歩も出ずに過ごす。
部屋の片づけの合間にちょっとした拙稿校正と補足項目の執筆。
急かされてロシア・アヴァンギャルドと絵本の関係について書いたのが、かれこれ三年前。なんでも大がかりな世界絵本史の一部をなすのだというが、一向に編集が捗らないらしく、初校が昨年の夏、今ようやく再校なのである。どうやら執筆者の足並が揃わずに刊行が延び延びになっている由。
三年前の原稿の内容なぞ疾うの昔に忘れていて、朱字を入れるのも難儀である。表記統一も穴だらけで「大丈夫なのかなあ」と思うのだが、全体を見通すのは片々たる一執筆者の任ではない。
重要事項・人物の解説(百~四百字)というのが案外と骨が折れる。汗を拭き拭きやっと七項目まで書いたところでダウン。「アレクサンドラ・エクステル」と「ダヴィト・シュテレンベルク」のふたつはお預け。明日に回そう。ふう。